IGC、フランスの収穫不振で世界の小麦収穫見通しを下方修正

[Financial Express]ロンドン、8月18日(ロイター):国際穀物理事会(IGC)は、数十年で最悪の小麦収穫量を経験したフランスの小麦生産量の下方修正を主な要因として、2024/25年度の世界小麦生産量の予想を引き下げた。

政府間組織は木曜日の月例報告で、世界の小麦生産量を7億9900万トンと予測した。これは前回予測の8億100万トンからは減少したが、それでも前シーズンの7億9400万トンを上回った。

フランスの小麦収穫量は2,750万トンと発表され、前回の3,100万トンから減少し、前シーズンの3,630万トンを大幅に下回った。

この影響は、ウクライナの小麦収穫量が2,340万トンから2,540万トンに上方修正されたことで部分的に相殺されたが、前シーズンの2,840万トンからは減少したままである。

IGCはまた、2024/25年の世界トウモロコシ収穫見通しを100万トン上方修正し、12億2600万トンとした。

世界最大の生産国である米国の収穫量は、従来予想の3億7,920万トンから3億8,470万トンに増加するとみられているが、ルーマニア(従来予想の1,090万トンに対して850万トン)とロシア(1,500万トンに対して1,370万トン)では収穫量が減少すると見込まれている。

世界の大豆生産量は4億1,900万トンに増加し、前回予想の4億1,500万トンから増加し、前シーズンの3億9,200万トンを大幅に上回った。

IGCは報告書で「2024/25年の世界大豆生産量は過去最高になると予想されており、主要生産国全てで相当量の収穫が見込まれる」と述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20240819
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/igc-cuts-global-wheat-crop-outlook-on-poor-french-harvest-1724001629/?date=19-08-2024