半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツが米国から最大16億ドルの資金を受け取る

半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツが米国から最大16億ドルの資金を受け取る
[Financial Express]ワシントン、8月18日(ロイター):テキサス・インスツルメンツは金曜日、米国商務省から3つの新施設建設に最大16億ドルの資金援助を受けると発表した。これは国内の半導体生産強化を狙った最新の政府支出となる。

米国の半導体・科学技術法に基づくこの資金は、同社がテキサス州に2つ、ユタ州に1つの工場を建設するのに役立つ。テキサス・インスツルメンツは、2029年までにこのプロジェクトに180億ドル以上を投じることを約束しており、これにより2,000人の製造業の雇用が創出されると見込まれている。このチップメーカーはまた、米国財務省から約60億~80億ドルの投資税額控除と、人材育成のための1,000万ドルの資金を受け取ることを期待している。

「2030年までに社内製造を95%以上に拡大する計画で、今後何年にもわたって顧客が必要とするアナログおよび組み込み処理チップを提供するために、地政学的に信頼できる300んんの生産能力を大規模に構築しています」とハビブ・イラン最高経営責任者(CEO)は述べた。米国は、2022年に可決され、チップ生産と研究に527億ドルの補助金を提供できるCHIPS法を通じて、国内生産を増やし、半導体ハブである台湾への依存を減らそうとしている。

同省は今年初め、インテルに約200億ドルの助成金と融資を、またメモリチップメーカーのマイクロン・テクノロジーに61億ドルの助成金を交付した。

サミット・インサイツ・グループのシニアアナリスト、キンガイ・チャン氏は「この16億ドルはテキサス・インスツルメンツが競争力を維持するのに大いに役立つだろう」と語った。

「TIは最先端のプロセスノードには関わっていないが、成熟ノード(それほど先進的ではない技術)は米国の半導体産業にとって依然として非常に重要だ」とチャン氏は述べ、中国も世界の半導体需要の約半分を占める成熟ノードに投資していると指摘した。

テキサス・インスツルメンツは、スマートフォンから自動車まであらゆるものに使用されている同社の半導体の需要回復の恩恵を受けている。同社は先月、四半期利益が予想を上回った。


Bangladesh News/Financial Express 20240819
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/chipmaker-texas-instruments-to-receive-up-to-16b-in-funding-from-us-1724002771/?date=19-08-2024