原油価格下落、中国の需要悪化でブレント原油価格が80ドルを下回る

原油価格下落、中国の需要悪化でブレント原油価格が80ドルを下回る
[Financial Express]ロンドン、8月19日(ロイター):原油価格は月曜日に下落し、最大の原油輸入国である中国の需要をめぐる懸念が市場心理を圧迫したため、ブレント原油は80ドルを下回った。

ブレント原油先物は11時29分時点で63セント(0.8%)下落し、1バレル79.05ドルとなった。米ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は71セント(0.9%)下落し、75.94ドルとなった。

投資家が中国の需要増加の見通しを控えたため、先週金曜日に両指標とも約2%下落したが、小売支出が堅調であるにもかかわらずインフレが緩和していることを米国のデータが示したことから、週末はほぼ変わらず終了した。

NSトレーディングの菊川博之社長は「中国での需要低迷に対する根強い懸念が売りにつながった」と述べ、米国でのドライブシーズンの終わりが近づいていることも価格を圧迫する要因だと付け加えた。

しかし、中東の緊張とロシア・ウクライナ戦争の激化による供給リスクが市場を圧迫していると彼は述べた。

週末の税関データによると、中国のディーゼル油とガソリンの輸出は7月に大幅に減少しており、利益率の低下による原油処理レベルの低下を反映している。

木曜日のデータでは、中国経済が7月に勢いを失い、新築住宅価格が9年ぶりの急速なペースで下落し、工業生産が減速し、失業率が上昇したことも示された。

これによりトレーダーらの間では、中国からの需要低迷に対する懸念が高まっている。中国では燃料需要の低迷を受け、製油所が先月、原油処理率を大幅に削減した。

一方、米国のアントニー・ブリンケン国務長官はガザでの停戦を推進するため、再び中東歴訪のため日曜日にテルアビブに到着したが、ハマスはイスラエルが国務長官の努力を妨害していると非難し、この任務に疑問を投げかけた。

「このパイプは緩んでいます。自由に動いているということは、この井戸にセメントが固められていないことを示しています。」


Bangladesh News/Financial Express 20240820
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-price-dip-keeps-brent-below-80-on-china-demand-woes-1724089910/?date=20-08-2024