不良債権回収には有利な法的枠組みが必要

不良債権回収には有利な法的枠組みが必要
[The Daily Star]バングラデシュ銀行協会(ABB)のセリム・R・F・フセイン会長は、司法長官や法律専門家と協議して、不良債権(NPL)の回収を促進するための有利な法的枠組みを構築する必要があると述べた。

BRAC銀行のマネージングディレクター兼最高経営責任者でもあるフセイン氏は、自身のオフィスで記者団に対し、銀行代表団との最近の会合の結果について説明している際にこのコメントをした。

同氏は、適切な法的枠組みを策定するためには多くの計画が必要であり、不良債権問題に対処する責任のある職員は金融セクターと関連問題について適切な知識を持つべきだと述べた。

「そうでなければ不良債権を削減することはできないだろう」と彼は付け加えた。

危機に見舞われたシャリア法に基づく銀行について、フセイン氏は、特別な流動性支援によって銀行を存続させるべきではなく、むしろ徐々に消滅させるべきだったと述べた。

火曜日の報道によると、Sアラム・グループとその関連会社は2017年から今年6月までに6つの銀行から95,331億タカを受け取っており、その額の79%はイスラミ銀行バングラデシュからのものだという。

フセイン氏は、中央銀行の職員が融資の不正を許すのに重要な役割を果たしたと主張した。

例えば、ある大手複合企業は、中央銀行の幹部らの直接的な関与により、複数の銀行から金を盗み出すことに成功した。

「同社が銀行の経営権を握ってから、これらの銀行の財務状況は悪化し始めた。そのため、融資返済の文化が破壊された」と彼は語った。

危機に見舞われたシャリア法に基づく銀行に対してどのような措置を取るべきかという質問に答えて、各金融機関は長期的には独立し、持続可能になる必要があると述べた。

「もしそうでないなら、市場経済に従えば、先進国でよく見られるように、こうした制度は徐々に消滅していくべきだ」とフセイン氏は付け加えた。

フセイン氏は、公的資金を使って経営難の銀行を存続させることは持続可能ではないと述べ、過去2年間に採用されたマクロ経済政策の不備により状況が悪化したと述べた。

「この状況を引き起こした原因を阻止するために、もっと早く対策を講じるべきだった。バングラデシュ銀行は資金供給によって弱い銀行を生き延びさせておくべきではなかった」と同氏は付け加えた。


Bangladesh News/The Daily Star 20240821
https://www.thedailystar.net/business/news/need-favourable-legal-framework-recover-npls-3682366