コモロがWTOの165番目の加盟国となる

[Financial Express]ジュネーブ、8月22日(AFP):コモロは水曜日、17年にわたる条件交渉の末、世界貿易機関(WTO)の165番目の加盟国となった。

「コモロがWTOの最新加盟国となったことを特に誇りに思う」とWTO事務局長のンゴジ・オコンジョイウェアラ氏は述べた。

「コモロはWTOの価値観にコミットし、その規則と原則に適応する意欲を明確に示したため、加盟により多国間貿易体制に貴重な発言力が加わることになるだろう。」

3つの島と約85万人の人口からなるこの群島は、後発開発途上国カテゴリーに属する他の35か国に加わることになる。

WTO加盟国は2月にアブダビで開催された同貿易機関の第13回閣僚会議でコモロの加盟を承認した。

加盟には、各国の加盟を阻止する権限を持つWTO加盟国全員との長期にわたる交渉が必要となるため、数年かかる可能性がある。

WTOに最後に加盟した2カ国は2016年のアフガニスタンとリベリアであった。

カザフスタンとセイシェルは2015年に加盟した。

23カ国が加盟手続き中である。東ティモールの加盟は、2月の会合で同国の申請も承認され、8月30日に発効する予定である。

1999年のクーデターで権力を握った元軍事指導者のコモロ大統領アザリ・アソマニ氏は、アブダビで、WTOへの加盟は「我が国の経済全体、公的・民間企業、そして消費者にとって非常に有益である」と述べた。

「これは我が国の貿易の多様化とパートナーシップの取り組み、そして地域、大陸、そして世界のバリューチェーンへの統合に貢献するだろう。」

コモロはジュネーブに本部を置くWTOに加盟するにあたり、WTO漁業補助金協定の正式な受諾も発表した。

2022年の協定では、違法、無報告、無規制の漁業に寄与する補助金を禁止している。

また、過剰漁獲された資源の漁業や規制されていない公海での漁業に対する補助金も禁止し、発展途上国向けにさらなる柔軟性も盛り込んでいる。

現在、欧州連合、米国、中国、ロシアを含む56カ国がこの協定を承認している。


Bangladesh News/Financial Express 20240823
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/comoros-becomes-wtos-165th-member-1724348997/?date=23-08-2024