アジアのスポットLNG価格は需要の弱まりで8か月ぶりの高値から下落

[Financial Express]シンガポール、8月25日(ロイター):アジアの液化天然ガス(LNG)スポット価格は、スポット需要の減少と欧州のガス価格の下落を背景に、8カ月超ぶりの高値から先週下落した。

業界筋の推計によると、10月に北東アジアLNG-ASに引き渡される平均LNG価格は、100万英熱量単位(ッムブツ)あたり13.80ドルとなり、先週の14.10ドル/ッムブツから下落した。

東アジアの猛暑により電力需要向けのガス消費量が増加しているにもかかわらず、価格上昇により同地域の一部の輸入業者からの購入が制限されている。データ・分析会社クプラーの天然ガス・LNGアナリスト、アナ・スバシック氏は、アジアのLNG価格は来週も引き続き下落する可能性があると述べた。

「日本と韓国では電力部門のガス消費量が多いため、スポット需要が多少あるかもしれないが、価格に敏感な南アジアと東南アジアの買い手は、価格が下がるまで購入を控えると予想される」と彼女は述べた。

「最近、インドとタイの買い手がスポット入札の受注に失敗している。」

価格下落は、オーストラリアのダーウィンにあるイクシスLNGプラントの2系列のうち1系列で今週供給が中断したにもかかわらず起きており、過去1カ月で2度目の停止となっている。

ヨーロッパでは、サルガスはこれを12.00ドル/ッムブツと評価し、スパークコモディティは9月の価格を11.794ドル/ッムブツと評価した。

欧州のガス価格は、気温の低下と再生可能エネルギー発電の弱さにより、金曜日に下落した。クプラーのスバシック氏は、欧州全域の気温も今週末は低下すると予想されており、再生可能エネルギー発電の好調によりガス火力発電の必要性が減る可能性が高いと付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20240826
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/asia-spot-lng-prices-ease-from-8-month-top-on-weaker-demand-1724613052/?date=26-08-2024