韓国、火災後EVバッテリー認証制度を前進させる

[Financial Express]ソウル、8月25日(ロイター):韓国政府と与党は、電気自動車(EV)関連の火災が相次いで発生し、当局が公共の安全に対する懸念を軽減しようとしている中、電気自動車用バッテリーの認証プログラムを前倒しすることで合意したと、与党が日曜に発表した。

人民の力党の報道官ハン・ジーア氏は記者団に対し、政府はEVバッテリーの安全性を保証するため、予定より前倒しで10月にバッテリー認証制度を開始すると語った。政府はまた、国内で事業を展開する自動車メーカーに対し、自社の電気自動車に使用しているバッテリーを特定するよう義務付けることにも同意した。

EVの安全性に関するより厳しい規則に関する合意は、8月1日に数百台のEVが火災に見舞われ、国民にパニックを引き起こしたことを受けて、政府が自動車メーカーに自主的な情報開示を求めた動きを受けて成立した。

ファラシス・エナジーのバッテリーを搭載したメルセデス・ベンツのEVで自然発生的に発生したとみられる火災は、鎮火までに8時間を要し、約140台の車が破壊または損傷し、上階のアパートの住民の一部は避難を余儀なくされた。

最近、一部の自動車会社は、自社が使用しているバッテリーのメーカー名を自主的に公表し始めている。

業界筋はロイターに対し、韓国のバッテリーメーカーが自社の電力源がどこで使用されているかを特定することに反対する理由はないが、一般の人々はEV火災の原因が常にバッテリーにあると考えるべきではないと語った。

専門家は、自動車メーカーにバッテリーを特定させれば消費者の選択肢が広がると述べているが、どのバッテリーブランドが火災を起こしやすいかという明確なデータがないため、安全性がどのように向上するのか疑問視する声もある。

党報道官のハン氏は、安全対策強化の一環として、政府は消防設備規則を改正し、EV充電ステーションのある地下駐車場に湿式スプリンクラーシステムを設置し、過充電を防ぐ充電器を増設すると述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20240826
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/s-korea-to-advance-ev-battery-certification-scheme-after-fires-1724612055/?date=26-08-2024