[Financial Express]パリ、8月26日(AFP):フランスのエマニュエル・マクロン大統領は26日、極右政党の代表マリーヌ・ル・ペン氏を招いて異例の会談を行った。7月の議会選挙で決着がつかなかったことを受け、マクロン大統領に首相指名を求める圧力が高まる中、マクロン氏は同日、極右政党の代表マリーヌ・ル・ペン氏を招いて異例の会談を行った。
国民連合(RN)の大統領候補として3度立候補した同氏は会合後、議員らが信任投票で新政権を直ちに解任できるよう臨時議会の開催を求めた。
ルペン氏は「フランス国民にとって危険な有害な政策を、首相が法令で1カ月かけて実施することを望んでいない」と述べた。
中道派のマクロン大統領が先月呼びかけた早期総選挙は、2022年以来マクロン大統領陣営が少数派政権を運営してきた宙吊り議会の膠着状態からフランスを脱出させることはできなかった。
その代わり、国民議会(下院)は主に3つの勢力に分かれている。左派政党連合の新人民戦線(NFP)が190議席以上を占め、これに大統領支持派が約160議席、極右の国民連合が140議席で続いている。
いずれも、577議席の議会で過半数289票に迫るものではない。
7月7日に第2回投票が締め切られて以来、左派は、最大勢力としてその地位は自分たちにふさわしいと主張し、マクロン氏に自分たちの仲間を首相に指名するよう求めてきた。
彼らは、ほとんど知られていない37歳の経済学者で公務員のルーシー・カステ氏を政府首脳の有力候補として指名した。
一方、マクロン氏は、信任投票で直ちに失脚しない幅広い支持のある人物を求め、新首相の就任を遅らせ、前例のない期間、暫定政権を維持している。
「大統領の弱点は、第2回投票の夜以来、状況を変えたり、何かを進めたりすることができていないことだ。彼は自分の間違いを修正するために他人の善意に依存している」と、保守系日刊紙フィガロの評論家ギヨーム・タバール氏は書いている。
多額の負債を抱える政府の2025年度予算案提出期限が1カ月余り後に迫っており、プレッシャーが高まっている。
Bangladesh News/Financial Express 20240827
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/macron-meets-le-pen-under-pressure-to-name-new-pm-1724697985/?date=27-08-2024
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