[Financial Express]ロイター通信によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が、米中央銀行は9月に金利を引き下げる可能性が高いと示唆したことを受け、湾岸諸国の主要株式市場は月曜日の取引開始時に上昇した。
パウエル議長は金曜日、雇用市場のさらなる冷え込みは歓迎されないと述べ、インフレ率はFRBの目標である2%の範囲内にあるとの自信を示し、早急な利下げ開始を承認した。
米国の個人消費とコアインフレのデータは金曜日に発表される予定だ。アナリストらは、データが来月の利下げを可能にするほど穏やかなものになると予想している。
フェデラルファンド金利先物は、9月18日の会合での0.25ポイントの利下げを完全に織り込んでおり、50ベーシスポイントの大幅な利下げの可能性は38%と示唆している。市場にはまた、今年の103ベーシスポイントの緩和と2025年の122ベーシスポイントの緩和が織り込まれている。
アラブ首長国連邦を含む湾岸協力会議(GCC)6カ国では、ほとんどの地域通貨が米ドルに固定されているため、金融政策は通常、FRBの決定に従っている。
サウジアラビアの指標株価指数は0.1%上昇し、サウジ・テレコム・カンパニーは2.4%上昇した。
ドバイの主要株価指数は0.3%上昇し、優良不動産開発業者のエマール・プロパティーズは0.4%上昇した。
アブダビでは指数は0.2%上昇した。
カタールの指標国債は、湾岸諸国最大の金融機関であるカタール国立銀行の1.1%上昇を牽引し、0.5%上昇した。
湾岸諸国の金融市場の触媒である原油価格は、ガザ紛争の戦闘が中東に大きく波及し、地域の原油供給が混乱する恐れがあるとの懸念から上昇を続けた。一方、米国の利下げが近づいていることから、世界経済と燃料需要の見通しは改善した。
Bangladesh News/Financial Express 20240827
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/major-gulf-markets-gain-on-dovish-fed-outlook-1724697583/?date=27-08-2024
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