生産停止で原油価格が2%上昇

[The Daily Star]原油価格は月曜日、リビアでの新たな生産停止のニュースを受けて2%上昇し、ガザ紛争の激化により地域の原油供給が混乱する恐れがあるとの懸念から、先日の上昇にさらに加わった。

ブレント原油先物は10時41分時点で1.64ドル(2.08%)上昇し1バレル80.66ドル。一方、米国産原油先物は1.55ドル(2.07%)上昇し1バレル76.38ドル。

リビア東部ベンガジの政府が月曜日に全ての油田を閉鎖し、生産と輸出を停止すると発表した後、価格が急騰した。

「石油市場にとって最大のリスクは、おそらくリビアの政治的緊張により同国の石油生産がさらに減少することだ」とスイスの銀行UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は述べた。

ヒズボラが日曜日にイスラエルに向けて数百発のロケット弾とドローンを発射し、イスラエル軍が大規模攻撃を阻止するため約100機のジェット機でレバノンを攻撃したと発表したことを受け、原油価格は週初から上昇して始まった。これは10か月以上に及ぶ国境紛争で最大規模の衝突の一つだ。

この衝突により、同地域での紛争が拡大する恐れが高まった。

シンガポールのOANDAのシニア市場アナリスト、ケルビン・ウォン氏は「地政学的リスク要因が石油市場に大きな影響を与える可能性が高い」と述べた。

月曜日の上昇は、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が利下げ開始を承認したことを受けて、原油指標2銘柄が金曜日に2%以上上昇したことに続くものである。

ANZのアナリストらはメモの中で、「金融政策の緩和の見通しが商品市場全体のセンチメントを押し上げた」と述べた。

フィリップ・ノバのシニア市場アナリスト、プリヤンカ・サチデバ氏は、投資家は石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国、つまりOPECが今年後半に生産量を増やす計画を持っていることに対し、依然として慎重な姿勢を保っていると述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20240827
https://www.thedailystar.net/business/news/oil-rises-2-amid-production-outages-3687496