[Financial Express]ベンガルール、8月28日(ロイター):業界関係者らは、経済の不透明感や通貨安への懸念が投資資金の流入を後押しし、消費者が価格上昇に適応するにつれ、中国の金需要は今後数カ月で改善すると予想していると述べた。
世界最大の貴金属消費国における需要の回復は、先週記録的な高値をつけた世界的な金価格の上昇をさらに支える可能性がある。
「中国の買い手は価格上昇に適応しつつある」と、金地金供給大手銀行のシンガポール拠点ディーラーは語った。「7月は様子見姿勢だったが、最近になって投資需要が再び高まっている。需要が改善するにつれ値引き幅は縮小している」と、同氏はインド金会議の傍らで語った。金価格は今年これまでに22%急騰し、1オンス当たり2531.60ドルの高値を付け、2020年以来の高値となった。
この上昇は、米国の金利引き下げ見通し、世界的な地政学的緊張、投資家による購入増加など、いくつかの要因によって促進された。
「価格がどう動くか、消費者や投資家がどれだけ早く価格に適応できるか、そして中国経済がどう推移するかを見守る必要がある」とメタルズ・フォーカスのマネージング・ディレクター、フィリップ・ニューマン氏は語った。
「しかし、全体として、今年後半についてはかなり楽観的です。」
中国人民銀行(PBOC)は5月に金の購入を一時停止しており、7月は準備金の購入を3か月連続で見送ったことになる。
しかし、8月に中国の複数の銀行に発行された新たな割当量は、同国への金地金の流入を規制することを目的としている。
UBSのストラテジスト、ジョニ・テベス氏によると、中国では経済の不透明感、通貨安への懸念、そして不動産セクターの長期低迷を背景に代替資産としての魅力から金への投資関心が引き続き高く、季節的な需要が今年後半に回復すると予想されている。
Bangladesh News/Financial Express 20240829
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/chinas-gold-demand-likely-to-rebound-as-economic-jitters-spur-buying-1724869683/?date=29-08-2024
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