[Financial Express]アテネ、8月29日(AFP):ギリシャで今年最悪の山火事が発生した後、郊外ではいまだに悪臭が残っており、洪水と汚染がアテネを脅かしていると専門家らは述べている。
今月初め、首都に向けて3日間にわたり制御不能な大規模な火災が発生し、家屋や車を飲み込み、女性1人が死亡したため、数千人が自宅からの避難を余儀なくされた。
アテネの北東40キロ(25マイル)にあるヴァルナヴァスで始まった火災は強風に煽られ、ペンテリ山の麓の郊外にまで達し、約1万ヘクタール(24,700エーカー)を壊滅させた。
地中海に面した国の人口1000万人のうち3分の1以上が首都アッティカ地方に集中しており、火災が都市にどんどん近づいていることから、専門家は状況が危機的になっていると警告している。
国立天文台によれば、過去8年間だけでアテネ周辺の森林の37パーセントが火災に見舞われたという。
「アッティカは森林のほとんどを失い、土壌浸食による環境汚染と洪水の危険という点で、アテネの人々にとって差し迫った危険がある」とテッサロニキのアリストテレス大学のアレクサンドロス・ディミトラコプロス氏は語った。
「100年前には松の茂った森があったが、今では森の植生は弱々しく背の低い松と常緑低木になっている」と森林火災科学の教授はAFPに語った。
Bangladesh News/Financial Express 20240830
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/forest-fires-edge-closer-to-athens-1724946622/?date=30-08-2024
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