エアバス、納入台数が減少、個人顧客から大量受注

[Financial Express]パリ、9月6日(ロイター):欧州航空機メーカーのエアバスは6日、8月の納入機数が前月の急増から減少したと発表した。アナリストらは、この減少により、年間目標を達成するには前年比で堅調な成長を達成するという課題が残ると指摘している。

同社は今年これまでに47機を納入したと発表した。7月の77機から減少し、447機に達した。

同社はエンジンやキャビン機器、その他の部品の納入遅れにより夏季に目標を下方修正したが、通年では770台の納入を目指している。業界筋によると、サプライチェーンは依然として脆弱で、

ジェフリーズのアナリスト、クロエ・ルマリー氏はメモの中で、「納入の面では、エアバスにとって8月は通常弱い月だ」と述べ、エアバスが目標を達成するには、昨年のペースと比べて月平均7%納入を増やす必要があると付け加えた。

エアバスは、キャセイパシフィック航空向けにすでに発表済みのA330ネオ 30機を含む46機の新規受注を獲得したほか、民間航空会社の割引なしの1回限りの購入に使われることが多いカタログ価格で、1つの「個人顧客」からA350-900 3機とA320ネオ 3機を10億ドルをはるかに超える価格で受注するという珍しい受注を獲得した。

エアバスはコメントを控えたが、同社は通常、VIPが贅沢な仕様で使用したり政府機関が使用するために購入されるジェット機を「個人顧客」という呼称で表現している。アナリストらによると、中東ではこうした航空機の需要が依然として強いという。

多くの民間航空会社も、競合他社からマーケティング戦略を隠すために、ジェット機を発注する際には当初は身元を明かさないが、エアバスの月間発注・納入データでは、こうした取引は「非公開」に分類されている。

エアバスは今年これまでに総受注数が432機で、キャンセルを除くと純受注数は413機になったと発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20240907
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/airbus-posts-lower-deliveries-wins-bumper-order-from-private-customer-1725638069/?date=07-09-2024