ロブスタコーヒー価格の上昇によりブラジルの栽培拡大が促進される

[Financial Express]サンパウロ、9月7日(ロイター):専門家らによると、ロブスタコーヒー豆の価格が2年ぶりに高騰し、先週記録的な高値を付けたことで、世界最大のコーヒー生産国ブラジルでは投資家や農家がこの品種を急いで買い求めている。

ブラジルは伝統的に、スターバックスなどの高級カフェテリアで好まれるマイルドな品種であるアラビカコーヒーの最大の生産国である。しかし、インスタントコーヒーの製造に広く使用されているロブスタの生産は、需要が高く価格も手頃なことから急速に成長している。

「人々はすでにロブスタ種の栽培を増やしていたが、最近の価格高騰で異常な勢いで増えた」と、ブラジル北部ロンドニア州の農業研究会社エンブラパのコーヒー研究者、エンリケ・アルベス氏は語った。

「ロブスタ種の苗木生産者は、生産能力が限界に達しており、新規の注文は受け付けていないと私に話した」と彼は語った。

ICEヨーロッパのロブスタ先物は2022年比で2023年に58%上昇し、今年は68%上昇している。主な要因は、世界最大のロブスタ生産国であるベトナムでの生産問題で、悪天候が作物に打撃を与えた。

その結果、ブラジル産ロブスタコーヒーに対する海外の需要が急増。2023年の同時期と比較すると、今年の輸出量は300%以上増加した。地元市場でのロブスタコーヒーの価格はアラビカコーヒーの価格を上回ったが、これは珍しいことだ。

インケイパー研究所のコーヒー研究者ファビアーノ・トリスタオ氏は、ロブスタ種の主要産地であるエスピリトサント州の農家が、一部の地域でアラビカ種をロブスタ種に植え替えていると述べた。

「コニロンは山を登りつつある」と彼は言った。これは、この地域で栽培されているロブスタ種に似た品種で、伝統的にアラビカ種の栽培に使われてきた標高の高い地域で植えられている。

ブラジルの農作物供給機関コナブのデータによると、同州のロブスタ種の栽培面積は2018年以降14%増加したが、アラビカ種の栽培面積は18%減少した。

専門家によると、ミナスジェライス州やサンパウロ州など、伝統的なアラビカコーヒーを栽培する他の州でもロブスタコーヒーの栽培が増加している。


Bangladesh News/Financial Express 20240908
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/robusta-coffee-price-rally-boosts-crop-expansion-in-brazil-1725722626/?date=08-09-2024