[Financial Express]ソウル、9月12日(ロイター):韓国の市場監督機関は12日、進行中の資本市場改革の成功を確実にするために公的年金基金の役割を強調した。積極的に海外投資を増やしてきた同基金は、国内の機会を検討すると約束した。
金融監督院(FSS)の李福鉉総裁は「資本市場への投資基盤を拡大するには、長期投資家としての年金基金や資産運用会社の責任ある役割が最も重要だ」と述べた。
李氏は、日本の公的年金基金による国内投資の増加が市場改革の成功に貢献したという市場参加者の評価を引用した。
韓国は2月、日本の資本市場改革を模倣し、上場企業による株主還元の促進策で国内株式市場を活性化させる「企業価値向上プログラム」を発表した。それ以来、同プログラムを強化するため、減税などいくつかの追加措置を打ち出している。
李氏のコメントは、金融監督庁、国民年金公団(NPS)、韓国取引所が共催したフォーラムで行われた。
NPSのキム・テヒョン会長は「韓国取引所が開発中の新指数を含む『バリューアップ』政策を活用し、ファンドの収益性を向上させる方法を模索する」と述べた。
キム氏は、投資や経営業務のアウトソーシングを通じて上場企業の価値を高めるためにNPSがすでに行っている他の取り組みも継続すると述べた。
韓国取引所は改革プログラムを補完するため、市場価値の向上に努める上場企業で構成される新たな株価指数を今月中に提供する計画だ。
国民年金基金は近年、より高い収益を得て基金の枯渇を遅らせるため、海外資産への投資を積極的に増やしている。国民年金基金は急速な高齢化により、2056年までに資金が枯渇すると予想されている。
世界第3位の規模を誇る国民年金基金の6月末時点の資産は1,147兆ウォン(8571億2000万ドル)で、海外株と国内株の保有比率はそれぞれ34.1%と13.8%だった。
Bangladesh News/Financial Express 20240913
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/south-korea-pension-fund-key-to-success-of-market-reforms-says-watchdog-1726157015/?date=13-09-2024
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