約17万5千の農村トイレが被害に

約17万5千の農村トイレが被害に
[The Daily Star]シレット管区での最近の洪水により、約17万5千の農村部のトイレが被害を受け、被災地域の衛生状態に深刻な影響を及ぼしている。

公衆衛生工学部によると、合計174,942基のトイレが被害を受け、そのうちシレットでは134,891基、モウルビバザールでは38,716基、ハビガンジでは1,335基が被害を受けた。被害額は9億1千万タカ以上に上ると推定される。

ムルビバザール県ラジナガル郡カダムハタを訪問した特派員は、洪水によって部分的に、あるいは完全に破壊された多くの家屋やトイレを目にした。

洪水が引くと、避難所から戻った住民は自宅が居住不可能な状態にあることに気づいた。ハビガンジでも同様の状況が見られた。

ハビガンジ州ジャララバード村のシャリファ・ベグムさんは、「避難所から戻ると、すべてが泥だらけで壊れていました。私たちのトイレは完全に破壊され、汚物が庭に染み込んでいました」と語った。

カマルガンジ郡のスフィアン・ミアさんとホスナ・ベグムさん、そしてモウルビバザールのクラウラ郡のワリッシュ・ミアさんも同様の闘争を報告した。

クラウラにあるウパジラ公衆衛生工学事務所の準アシスタントエンジニアであるモハンマド ムホシン氏は、120個のトイレを消毒し、5個を新しく設置したと語った。

ハビガンジの公衆衛生医師、モハマド・ヌルル・ハック博士は、洪水被災者に対して政府の医薬品や生理食塩水を含む緊急援助が提供されていると述べた。

モールビバザールの公衆衛生工学事務所のエグゼクティブエンジニアであるハレドゥザマン氏は、現在は必要な場所に新しいトイレを建設するなど、緊急対応に注力していると語った。

「私たちはトイレの消毒について人々を教育しており、短期および長期の衛生プログラムを開始する予定だ」と彼は付け加えた。

シレットの公衆衛生工学部の主任技師、M・シェイク・サディ・ラハマトゥラ氏は、982基のトイレを高さ調整し、21基を避難所の近くに設置し、4,344個の衛生キットを配布したと語った。

水と衛生施設の修復のため、ユニセフから1億タカの援助の提案もなされた。


Bangladesh News/The Daily Star 20240913
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/nearly-175-lakh-rural-latrines-damaged-3701791