[Financial Express]ドバイ/ロンドン、9月13日(ロイター): アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビのエティハド航空は、早くても2025年までに株式市場に上場する予定だと事情に詳しい関係者2人が明らかにした。アラブ首長国連邦(UAE)の首都が世界的な旅行拠点となる取り組みを強化する中、エティハド航空は湾岸諸国の大手航空会社としては初のIPOとなる可能性がある。
関係者によると、政府系ファンドADQが所有するエティハド航空は、今年上場を検討していたという。
しかし、関係者の1人は、同社は投資家に対し、2024年の業績が好調であることを示せるような決算報告を提示したい考えだと述べた。もう1人の関係者は、この地域の地政学的不安定さもタイミングを左右していると述べた。
ADQはコメントを控えた。エティハド航空の広報担当者は「噂や憶測についてはコメントしない」と述べた。
2003年に営業を開始したエティハド航空は、アブダビのハブ空港を通じてより大規模なネットワークを構築し、湾岸諸国のエミレーツ航空やカタール航空との競争力を高めるため、数十億ドルを投じて他の航空会社の少数株を買収した。しかし、これらの航空会社の多くが財政難に陥ったため、この戦略は崩壊した。
経営陣の刷新と長年にわたる業務削減を経て、エティハド航空は新CEOのアントノアルド・ネベス氏の下で事業を拡大してきた。
「ジャーニー2030」戦略の下、アジアとヨーロッパを結ぶ旅行拠点としてのアブダビの役割を強化する計画だ。
目標には、現在の70を超える空港から2030年までに目的地を125以上の空港に拡大すること、保有航空機を現在の約90機から160機以上に増やすことなどが含まれている。
アブダビのザイード国際空港は昨年、数十億ドルをかけて新ターミナルをオープンし、年間の旅客処理能力が3倍の4,500万人に増加した。
「我々の使命は明確だ。アブダビの目標達成に向けたエティハド航空の貢献の基盤として、卓越した顧客サービスと持続可能な収益性を提供することだ」とネベス氏は昨年11月に語ったと伝えられている。
Bangladesh News/Financial Express 20240914
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/etihad-airways-eyes-2025-for-ipo-launch-1726245036/?date=14-09-2024
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