[Financial Express]北京、9月15日(ロイター):中国の8月の粗鋼生産量は前月比6.1%減少し、3カ月連続の減少となった。鉄鋼メーカーは鉄鋼価格の下落による損失に苦しんでいる。
世界最大の鉄鋼生産国である中国の先月の粗鋼生産量は7,792万トンだったと国家統計局が土曜日に発表したデータで、7月の8,294万トンから減少した。
この数字は昨年12月以来最低で、前年同月比でも10.4%減少した。
アナリストらによると、季節的な需要低迷に加え、不動産および製造業部門からの一連の期待外れのデータが鉄鋼価格に打撃を与えている。
ロイターがデータに基づいて算出したところ、先月の1日平均生産量は約251万トンで、7月の268万トン、2023年8月の279万トンを下回った。
アナリストらは、先月の鉄鋼輸出が好調だったことで、国内の供給圧力がいくらか緩和されたと述べた。
統計局によると、2024年の最初の8か月間の生産量は前年比3.3%減の6億9141万トンとなった。
アナリストらによると、今月の利益率改善を受けて一部の製鉄所が生産を再開したため、9月の生産量は増加すると予想されている。
中国は今年の鉄鋼生産上限の時期と規模について発表していない。しかし、宝山鉄鋼の会長は、 コンサルタント会社カラニッシュ・コモディティーズのデータ責任者トマス・グティエレス氏は「現在の水準にとどまる生産量はすでに市場を下落させるのに十分だ」と語った。
「今後数ヶ月は、かなり不安定な状況が続くだろう。市場のバランスを取り戻すには、大きな構造的変化が必要だ。唯一実行可能な長期的な選択肢は、製鉄能力を大幅に削減することだ。政府がそれを強制するか、市場がそうするかだ。」
Bangladesh News/Financial Express 20240916
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/china-august-crude-steel-output-slumps-as-mills-grapple-with-losses-1726417195/?date=16-09-2024
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