地政学的緊張の中、中国に進出している米国企業の利益は過去最低に

[Financial Express]香港、9月15日(AP通信):米ビジネス団体の報告によると、米中間の緊張と中国経済の減速により、中国に進出している米国企業の利益は過去最低を記録し、企業の信頼感は過去最低となっている。

上海の米国商工会議所が発表した中国ビジネスレポートによると、調査対象となった306社のうち、2023年に黒字を計上した企業は過去最低の66%だった。

また、報告書では、今後5年間の中国での事業見通しについて楽観的な回答者はわずか47%で、20年以上の調査史上最低の数字であることがわかった。北京とワシントンは近年、貿易や製造業、さらには中国の南シナ海領有権主張などの問題で対立している。

中国はまた、国内経済の減速にも取り組んでおり、消費者需要の低迷とデフレ圧力はコロナ後も続いている。

報告書によると、両国間の地政学的緊張が中国における企業活動にとって最大の課題となっている。

これはリスクと報酬のバランスの問題だと、上海アメリカ商工会議所のエリック・チェン会長は報告書の発表に先立つ記者会見で述べた。

中国でビジネスを行う際のリスクはここ数年で高まっているが、同時に市場は低迷し、需要は低迷し、生産能力も過剰になっていると同氏は述べた。多くの企業が現在、ベトナム、マレーシア、南アジアなど他の地域に投資先を向けている、と鄭氏は述べた。

アメリカ商工会議所の報告書によると、調査対象となった企業の25%が2023年に中国への投資を削減するとの記録が高まり、その主な要因は中国の成長鈍化に対する懸念だという。

米国企業の半数強が昨年より収益が増加すると予想している一方で、今後3~5年で中国の成長が世界経済の成長を上回ると予想しているのはわずか37%だ。


Bangladesh News/Financial Express 20240916
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/us-firms-in-china-see-record-low-profits-amid-geopolitical-tensions-1726418927/?date=16-09-2024