ヨルダン国王、米国で教育を受けたテクノクラートを首相に任命へ

ヨルダン国王、米国で教育を受けたテクノクラートを首相に任命へ
[Financial Express]アンマン、9月15日(ロイター):ヨルダンのアブドラ国王は、米国と同盟関係にある同国でイスラム主義野党が若干の議席を獲得した議会選挙の数日後、日曜日に政府が総辞職したことを受け、王室の主要補佐官であるジャファル・ハッサン氏を首相に任命するとみられている、と事情に詳しい当局者が明らかにした。

匿名を条件にロイター通信が伝えたところによると、ハッサン氏は現在アブドラ国王の執務室の長で元計画大臣。約4年前に任命されたベテラン外交官で元宮殿顧問のビシェル・カサウネ氏の後任となる見込みだという。

ハーバード大学卒で、広く尊敬されているテクノクラートであるハッサン氏は、投資制限と観光業の急激な落ち込みで大きな打撃を受けているサウジ経済に対するガザ戦争の影響を緩和するという課題に直面することになるだろう。

退任する首相は、パンデミックと隣国イラクとシリアの紛争によって悪化した約2%で推移する10年間の低成長を反転させるため、アブドラ国王が推進する改革を推進しようとしていた。

伝統的な保守体制は、自由主義的な改革によって自分たちの権力基盤が弱まることを恐れ、西洋志向の君主が推進する近代化運動を妨害していると長い間非難されてきた。

政治家らは、失業率が高く、西側諸国からの数十億ドルの対外援助によって安定が支えられている国において、今後の重要な課題は、IMF主導の改革を加速し、500億ドル以上の公的債務を抑制することだと述べている。


Bangladesh News/Financial Express 20240916
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/jordans-king-to-appoint-us-educated-technocrat-as-pm-1726414130/?date=16-09-2024