[The Daily Star]専門家は、蛇に噛まれた場合には、偽医者や伝統的な治療師に頼るのではなく、すぐに病院で治療を受けるよう人々に呼びかけている。
これは、バングラデシュ感染症・熱帯病協会とバングラデシュ毒物学会が共催した、国際ヘビ咬傷啓発デーを記念したオンライン討論会で彼らが述べたものである。
バングラデシュ毒物学会会長のMA・ファイズ教授は、この議論で、人々が病院ではなく伝統的な治療師にかかる傾向が、同国における蛇咬傷治療の最大の障害となっていると述べた。
バングラデシュ感染症・熱帯病協会会長のモハメド・アミール・ホセイン教授は、全国の病院で抗毒素の使用が増加している一方で、抗毒素を投与する際に医師の間で恐怖心を示す傾向が見られると述べた。
また、抗毒素の有効性について疑問を持つ人も多く、ヘビに噛まれた場合の効果的な治療にはこうした懸念に対処することが重要だと付け加えた。
バングラデシュ毒物学会事務局長のロベド・アミン教授は、「バングラデシュはすでにヘビ咬傷の予防と管理のための戦略案を策定している。この問題に対する具体的な戦略を策定した国は他になく、これは先駆的な取り組みだ」と語った。
「現在保健省による最終決定を待っている戦略草案は、地域社会の関与、抗毒素治療へのアクセスの確保、保健システムの強化、パートナーシップの促進という4つの主要分野に重点を置いている」と、DGHSの元事務局長でもあるロベド教授は述べた。
DGHSの非感染性疾患管理ユニットによる2023年の調査によると、バングラデシュでは毎年約40.3万人がヘビに噛まれ、そのうち7,511人が死亡している。
Bangladesh News/The Daily Star 20240920
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/seek-treatment-hospitals-not-quacks-3707326
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