[Financial Express]ワシントン、9月20日(ロイター):ジョー・バイデン米大統領は任期の残り数カ月で中国に対抗する外交を展開するため、オーストラリア、インド、日本の首脳を故郷デラウェア州に迎えるが、貿易の盛んなアジア海域で高まる緊張が議題のトップに上がっている。
バイデン大統領は金曜日、4カ国首脳会議に先立ちデラウェア州ウィルミントンに向かう。首脳らは、領有権をめぐって繰り返し衝突している南シナ海での北京と近隣諸国との対立について協議する予定だと、米当局者がロイター通信に語った。
議題には、インド洋における安全保障協力の強化と、インド太平洋海域で操業する違法漁船団(そのほとんどは中国船)の追跡の進展などがある。
バイデン氏は11月5日の選挙後に大統領職を引き継ぐ予定で、その結果、副大統領のカマラ・ハリス氏か、中国との対決姿勢を誓い、米国の伝統的な同盟関係に懐疑的な見方を示している共和党のドナルド・トランプ氏のどちらかがホワイトハウスの座に就くことになる。
クアッドがバイデン大統領の任期を乗り切り、緊張を抑えられるかどうかは未解決の問題だ。来年のホワイトハウスの引き継ぎに加え、日本の岸田文雄首相は今月退任する。
「今回の会合や成果を通じて、クアッドが超党派の組織であり、今後も存続することを示すさまざまな兆候が見られるだろう」と米国政府高官は述べた。
クアッドでは、健康安全保障、がん治療、技術、インフラ対策についても議論される予定だ。
中国は、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、ベトナムの排他的経済水域内の領土を含む南シナ海のほぼ全域の領有権を主張している。また、日本と台湾が争う東シナ海の領有権も主張している。中国はまた、自国領である台湾を自国の領土とみなしている。
バイデン氏は、中国との相違を対立に発展させることなく中国と競争することを誓っており、近いうちに習近平国家主席と再び会談する予定だ。しかし、中国との関係に焦点を当てたいというバイデン氏の希望は、中東紛争とウクライナ戦争によって妨げられている。
Bangladesh News/Financial Express 20240921
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/biden-quad-leaders-to-talk-maritime-security-as-china-tensions-grow-1726846148/?date=21-09-2024
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