ドイツの極右政党AfD、新たな州議会選挙で勝利へ

[Financial Express]ベルリン、9月22日(ロイター): 極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は日曜のブランデンブルク州選挙で第1党となると予想されており、今月行われる他の東部諸州での躍進に乗じて、伝統的な拠点であるブランデンブルク州でオーラフ・ショルツ首相率いる社会民主党を破ることを目指している。

アフDは9月1日、テューリンゲン州で第2次世界大戦後初めてドイツで州選挙に勝利した極右政党となり、ザクセン州では1位をわずかに逃した。アフDは、経済減速、移民、ウクライナ戦争への懸念につけこんでいる欧州の極右グループの一つで、これらの懸念はかつて共産党政権下にあった東ドイツで特に強い。

同党は、支持率で過半数に届かず、他党も協力を拒否するだろうことから政権を握る可能性は低いが、ショルツ首相の3党連立政権内の内紛に対する不満からも利益を得ようとしている。

「国が破滅に向かわないよう、徹底的な軌道修正が早急に必要だ」と、ブランデンブルク州におけるアフDの筆頭候補ハンス・クリストフ・ベルント氏は今月初めの選挙イベントで述べた。

アフDが州議会選挙で勝利すれば、1990年の再統一以来、ブランデンブルク州で選挙に勝利し、人口250万人の同州を統治してきた社会民主党(SPD)にとって特に恥ずかしいことになる。また、史上最も人気のないドイツ首相であるショルツ氏が来年の総選挙で同党を率いるのにふさわしいかどうかという疑問もさらに浮上するだろう。

ブランデンブルク州の人気ある社会民主党(SPD)のディートマー・ヴォイトケ首相は、州都ポツダムに住むショルツ氏との選挙活動をほとんど避けてきた。ヴォイトケ首相は異例なことに、与党連合の行動と政策も批判した。


Bangladesh News/Financial Express 20240923
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/germanys-far-right-afd-on-track-to-win-another-state-polls-1727020526/?date=23-09-2024