[Financial Express]ニューデリー、9月23日(ロイター):中国の小米科技(シャオミ)は、同社とウォルマートの子会社フリップカートが競争法に違反したとする報告書には企業秘密が含まれているとして、インドの反トラスト当局に報告書の撤回を求めたと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
インド競争委員会(CCI)の報告書の撤回は、2021年に始まった独占禁止法調査を遅らせる可能性がある。8月には異例の措置として、りんごが同様に商業秘密が漏洩されたと訴えたことを受けて、同委員会はりんごに対する独占禁止法報告書を撤回した。
事情に詳しい2人の情報筋によると、小米科技は委員会に提出した申請書の中で、フリップカートに関する調査報告書には同スマートフォン会社の機密ビジネスデータが含まれているが、その文書が事件関係者に共有された際に編集されるはずだったと伝えたという。
情報筋の1人によると、フリップカートの報告書に対するシャオミの懸念の1つは、同報告書に自社のモデル別の売上高という機密情報が含まれていることだ。
小米科技、フリップカート、競争監督機関はロイターの問い合わせに直ちには応じなかった。
委員会は調査報告書を公表せず、事件の当事者にのみ共有する。取り消しの際には当事者に報告書を返却するよう求め、その後、修正のためのさらなる検討が行われる。
ロイター通信は今月、フリップカートとアマゾンに関する8月の報道を引用して、電子商取引大手のアマゾンとフリップカートが特定の販売業者を優遇し、特定の商品リストを優先していたこと、またシャオミなどの企業と共謀して自社のウェブサイトでのみ携帯電話を発売していたことを監視機関が突き止めたと報じた。
カウンターポイント・リサーチのデータによると、韓国のサムスンと中国のシャオミはインドのスマートフォン最大手2社で、両社合わせて約36%の市場シェアを占め、中国のビボは19%となっている。
両情報筋は、この件が機密事項であるとして名前を明かすことを拒否したが、同筋によると、調査官らはアマゾンに関する報告書のデータには関心がなく、この報告書では両社が独占禁止法に違反してオンライン販売で共謀していたとも述べている。
Bangladesh News/Financial Express 20240924
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/xiaomi-asks-india-to-recall-antitrust-report-on-walmarts-flipkart-1727114105/?date=24-09-2024
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