コーヒーは数年ぶりの高値に戻る

[Financial Express]ロンドン、9月24日(ロイター): コーヒー先物取引所ICEは24日、主要生産国ブラジルのコーヒーの収穫に対する懸念が続く中、数年ぶりの高値に回帰した。今後数週間、同国で十分な降雨がないとの懸念も加わった。

粗糖先物も上昇し、7カ月ぶりの高値付近に戻った。

コーヒー

12月産アラビカコーヒーは1301GMT時点で2.1%上昇し1ポンド当たり2.6680ドルとなり、1週間前に記録した13年ぶりの高値にわずかに届かなかった。

ディーラーらは、ブラジルのコーヒー栽培地域で先週末に降った雨は最初のコーヒーの開花を促すには十分だっただろうが、花をチェリーに定着させるにはその後の降雨が必要になるだろうと述べた。

「ここから状況はややこしくなる」とあるディーラーは述べ、11日から15日間の予報は乾燥傾向にあると指摘した。

しかしディーラーらによると、森林破壊に関連する商品の輸入を禁止するEU森林破壊規制(EUDR)が今後数日中に延期される可能性があるとの報道がコーヒー価格の上昇を抑えたという。

この規制は12月末に発効する予定で、今年の大半にわたりEUへのコーヒー輸入を押し上げてきた。

11月のロブスタコーヒーは0.8%上昇して1トン当たり5,318ドルとなり、先週は5年ぶりの高値を記録した。

砂糖

10月の粗糖は2%上昇して1ポンド当たり22.99セントとなり、月曜日には7カ月ぶりの高値23.17セントを記録した。

ディーラーらは、干ばつとそれに伴う火災により、主要生産国ブラジルの今年と来年の砂糖生産量予測が減少すると指摘した。12月の白砂糖は1.7%上昇し、1トン当たり594.30ドルとなった。

ココア

12月のニューヨーク産ココアは0.8%下落し、1トン当たり7,723ドルとなった。

3月のロンドン産ココアは1%下落し、1トン当たり4,514ポンドとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20240925
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/coffee-heads-back-towards-multi-year-highs-1727195761/?date=25-09-2024