[Financial Express]ニューデリー/ムンバイ、9月24日(ロイター):インドがバスマティ米輸出の最低価格を撤廃する決定を下したことで、中東、欧州、南北アメリカからの注文が急増し、インドが世界市場でシェアを拡大するのに役立つと、大手輸出業者らは述べた。
世界最大の米輸出国は今月初め、新シーズンの収穫の数週間前に、バスマティ米の1トン当たり950ドルの最低価格を撤廃した。
「この政策変更により、インドの輸出業者はバスマティ米を世界的に競争力のある価格で提供できるようになり、輸出量が増加する可能性が高い」とKRBL社のバルク輸出部門責任者アクシャイ・グプタ氏はロイター通信に語った。
バスマティ米の大手輸出業者の一つであるDDインターナショナルのディレクター、ガウラフ・バティア氏は、「最低輸出価格(MEP)は特定のバスマティ米の等級の輸出の障壁となっていたが、それが撤廃されたことで世界中の買い手が幅広い選択肢にアクセスできるようになる」と述べた。
高級バスマティ米を生産しているのはインドとパキスタンのみであり、インドの規制によりパキスタンはいくつかの分野で市場シェアを獲得した。
しかし、MEPの解任により、インドは失われたシェアを取り戻すことができるだろうと、ニューデリーに拠点を置く輸出業者ヴィエクスポートのディレクター、デヴ・ガーグ氏は語った。
インドのバスマティ米輸出量は、会計年度の最初の4か月である4月から7月までの間、MEPにもかかわらず、前年比20%増の190万トンに達した。
昨年度、カナダ、イラク、オマーン、サウジアラビア、英国が購入量を増やし、イランによる購入量の減少の影響を相殺したため、インドは過去最高の520万トンの米を輸出した。バスマティ米はインドで広く消費されておらず、一般米とは異なり、政府は国家備蓄を積み上げるためにこの品種を購入していない。
KRBLのグプタ氏は、インドのバスマティ米の生産量は、モンスーン条件が良好であることから、今年は10~12%増加すると予想されており、これがインド政府の輸出増加にさらに寄与する可能性があると述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20240925
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/indias-basmati-rice-exports-seen-surging-after-floor-price-removed-1727195697/?date=25-09-2024
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