ヒズボラ指導者の死は報復されないだろう:イラン

ヒズボラ指導者の死は報復されないだろう:イラン
[Financial Express]エルサレム、9月29日(AFP/BBC/AP):イランの最高指導者は、レバノンでのイスラエルの空爆でヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ氏が死亡した翌日、同氏の死は「復讐されないことはない」と述べた。

イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は、「偉大なるナスララ師の殉教」を受けてイラン国内で5日間の服喪を発表し、ナスララ師を「今後も続く道と思想流派」と評した。

イランのメディアは、金曜日のベイルートでのイスラエル軍の攻撃でイラン革命防衛隊の将軍も死亡したと報じた。

イスラエル軍は、ナスララ氏の手には「何千人もの血が流れている」とし、同氏が「さらなる攻撃を命じている」ときに同氏を標的にしたと述べた。

10月7日の攻撃とガザ地区での戦争をきっかけにイスラエルとヒズボラの間で国境を越えた戦闘が1年近く続いており、今回の攻撃により地域全体が戦争に巻き込まれる恐れがあるという懸念がある。

中東で次に何が起こるかの鍵は、アヤトラ・ハメネイ師の決断だ。

これまでのところ、彼と他のイラン高官らは、イスラエルがここ数週間ヒズボラに与えた一連の厳しく屈辱的な打撃に対する報復の誓約を控えているが、これはイランが宿敵との戦争を望んでいないためと思われる。

イスラエルが「数十」の

ヒズボラの標的

イスラエル軍は日曜、空爆でヒズボラ指導者ハッサン・ナスララが殺害された2日後、レバノンのヒズボラ拠点「数十カ所」に対して空爆を実施したと発表した。

イスラエル国防軍は「過去数時間でレバノン領内の数十のテロリストの標的を攻撃した」とテレグラムでの声明で述べた。

声明によると、攻撃は「組織の武器や軍事施設が保管されている建物」を標的とした。

イスラエルはヒズボラの無力化を目指し、過去1日間で「数百」のヒズボラ拠点を攻撃したと付け加えた。

金曜日、ベイルート郊外へのイスラエルの空爆によりヒズボラの長年の指導者ナスララが死亡し、この地域での全面戦争への懸念が高まった。

イラン衛兵将軍が死亡

ヒズボラの指導者と

イランの準軍事組織革命防衛隊の著名な将軍が、ベイルートでヒズボラ指導者ハッサン・ナスララを殺害したイスラエルの空爆で死亡したとイランのメディアが土曜日に報じた。

アッバス・ニルフォルシャン将軍の殺害は、ガザ地区でのほぼ1年にわたるイスラエルとハマスの戦争が地域紛争に発展する寸前にある中、イランが被った最新の犠牲者となった。イランはここ数カ月、自国の経済を圧迫する制裁について西側諸国と交渉したい意向を示してきたが、彼の死はイランへの対応圧力をさらに強めるものとなった。

国営紙テヘラン・タイムズは、ニルフォルシャン氏(58歳)は、ナスララ師が死亡したレバノンでの攻撃で金曜日に死亡したと報じた。イラン司法副長官のアフマド・レザ・プール・カガン氏もニルフォルシャン氏の死亡を確認し、同氏を「レバノン国民の客人」と評したと国営通信社イラン・イラン通信は伝えた。

カガン外相はまた、イランには国際法の下で報復する権利があると述べたと伝えられている。

国連が緊急派遣

レバノン人への食糧援助

世界食糧計画は日曜日、レバノンで激化する紛争の影響を受けた100万人に食糧を供給するための緊急活動を開始したと発表した。

「今週末の紛争のさらなる激化は、即時の人道的対応の必要性を浮き彫りにした」とローマに拠点を置く同機関は声明で述べ、全国の避難所に調理済み食糧、パン、温かい食事、食料パックを配布していると発表した。

イスラエルは日曜、ベイルート郊外での爆撃でイランが支援するヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ氏を殺害した2日後、レバノン国内のヒズボラの拠点数十カ所に対して新たな空爆を実施していると発表した。

彼の殺害は、2023年10月7日にヒズボラの同盟組織ハマスがイスラエルに対して前例のない攻撃を仕掛けて以来、イスラエルとヒズボラの間でほぼ1年にわたって続いてきた国境を越えた報復攻撃が急激に激化したことを示すものとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20240930
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/hezbollah-leaders-death-wont-go-unavenged-iran-1727626576/?date=30-09-2024