中国の景気刺激策と中東紛争で銅が小幅上昇

[Financial Express]ロイター通信によると、中国の景気刺激策により需要見通しが明るくなり、銅価格は水曜日に上昇した。また、中東紛争の激化による原油価格の上昇も市場を支えた。

ロンドン金属取引所の3ヶ月物の銅は、0724GMT時点で0.1%上昇して1トン当たり9986.50ドル、アルミニウムは0.3%上昇して2655.50ドル、ニッケルCMNI3は1.2%上昇して1万7930ドルとなった。

LME亜鉛は0.5%上昇して1トン当たり3,163.50ドル、鉛は0.6%上昇して1トン当たり2,121ドル、一方、錫CMSN3は0.2%下落して33,800ドルとなった。

「現時点では上昇が最も抵抗の少ない道だ。テクニカル面でもそれを支持しており、感情面でもそうだ。そして、イランとイスラエルが全面戦争に突入すれば、金属価格も上昇するだろう」とあるブローカーは語った。

イスラエルと米国は、今週のイランによるイスラエルへのミサイル攻撃を受けてイランに報復すると約束し、同地域での紛争拡大への懸念が高まり、原油価格が上昇した。

主要産出地域である中東からの石油供給が途絶えると、金属を含む多くの商品の生産・輸送コストが上昇することになる。

中国は、金利引き下げから住宅ローン金利の引き下げ、住宅購入規制の緩和まで、経済成長を後押しするための一連の政策を展開してきた。

中国は世界の金属消費量の半分を占めている。

水曜日の取引量は、アジアで最も急成長している金属市場の一つである中国とインドが祝日のため休場だったため、少なかった。金属価格の上昇も現物需要を阻害する可能性がある。

LME現物亜鉛契約の3ヶ月物契約CMZN0-3に対する割引は火曜日に1トン当たり28.48ドルに縮小し、5月2日以来の最小の割引となった。

国際鉛亜鉛研究グループは月曜日、欧州などにおける生産量の減少により、世界の精製亜鉛市場は2024年に供給過剰と予想されていたが、16万4000トンの供給不足に陥る可能性があると発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20241003
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-edges-higher-on-china-stimulus-middle-east-conflict-1727888017/?date=03-10-2024