スペイン産オリーブオイル、米港湾ストライキで打撃

スペイン産オリーブオイル、米港湾ストライキで打撃
[Financial Express]マドリード、10月3日(ロイター):世界最大のオリーブ油生産国であるスペインのオリーブ油輸出業者は、米国東部とメキシコ湾岸の港湾でストライキが続く中、利益率の高い米国市場への代替ルートはないと警告した。

スペインのオリーブオイル生産・輸出業者協会アソリバは、10月1日に始まったストライキが輸出に打撃を与えるだろうと述べたが、その影響は明らかにしなかった。

アソリバによれば、スペインは昨年、米国へのオリーブオイルの最大の輸出国となり、出荷量が18万トンに達し、イタリアを上回った。これは米国で消費される48万トンのほぼ3分の1に相当する。

スペインの公式データによると、スペインの米国向けオリーブオイル輸出額も1月から7月の間に前年比2倍の6億9300万ユーロ(7億6500万ドル)となり、同国へのスペイン総輸出額の6%を占めている。一方、スペインでは価格上昇によりボトル入りオイルの消費量が減少している。

「ストライキが続けば問題になるだろう。パナマ運河やアルゼンチンを通ったり、飛行機で移動したりするのは現実的ではないと思う」とアソリバのラファエル・ピコ所長は語った。

スペインの協同組合ドクープはロイター通信に対し、被害の少ない港への輸送を検討したが、選択肢にはなさそうだと語った。


Bangladesh News/Financial Express 20241004
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/spanish-olive-oil-hit-by-us-ports-strike-1727979621/?date=04-10-2024