ドル弱気派は世界利回りの変化に注目

[Financial Express]ニューヨーク、10月3日(ロイター):世界の中央銀行による利下げが為替市場を揺るがす中、下落する米ドルをどう運用するのが最善かを見極めるトレーダーらは、世界各国の経済の相対的な強さに注目している。

2024年第3四半期、米ドル指数は主要通貨に対して4.8%下落し、四半期ベースでは約2年ぶりの最悪のパフォーマンスとなった。FRBが先月、2020年以来初の50ベーシスポイントの大幅な利下げを実施したため、米ドルへの圧力は高まった。

ドルが今後どれだけ下落し、どの通貨が恩恵を受けるかは、主に利回りの問題だろう。米国の利回りは長年、ほとんどの先進国を上回っており、他の通貨に対するドルの魅力を高めている。

その状況は今や変わりつつあり、FRBと他のほとんどの中央銀行は経済成長を守るために金利を引き下げている。ドル安に賭ける多くのトレーダーは、ドルとの利回り格差が縮小すると予想される通貨を通じてそうしている。

商品先物取引委員会のデータによると、先物市場でドル安を予想する純賭け金は141億ドルに上り、約1年ぶりの高水準となった。しかし、ドル安の道筋は困難を極めるとみられる。


Bangladesh News/Financial Express 20241004
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/dollar-bears-eye-shifts-in-global-yields-1727978797/?date=04-10-2024