トルコの9月のインフレ率は予想より低い49.4%に低下

[Financial Express]イスタンブール、10月3日(AFP):トルコの9月の年間インフレ率は予想よりも鈍化し、49.4%となったことが木曜日の公式データで示された。アナリストらは、一連の利上げ後、この数字は中央銀行当局者らを失望させる可能性があると指摘した。

トルコ中央銀行は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が正統派金融政策への反対を撤回したことを受けて、物価高騰に対抗するため昨年から金利を引き上げ始めた。

9月のインフレ率は、地元メディアが引用したトルコの経済学者による消費者物価上昇率の48.1%の予測を上回った。インフレ率は8月に52%に達した。

「9月のトルコの総合金利が前年比49.4%と予想より低い低下にとどまったことは、中央銀行の政策担当者にとって失望となるだろう」とロンドンを拠点とするキャピタル・エコノミクスの新興欧州エコノミスト、ニコラス・ファー氏は顧客向けメモで述べた。

同氏は、この数字は金融緩和サイクルが2025年まで始まらない可能性を示しており、他のアナリストの大半が予想しているよりも遅いと述べた。

中央銀行は先月、主要金利を6カ月連続で50%に据え置き、インフレリスクに引き続き細心の注意を払っていると述べた。

中央銀行の予測によれば、インフレ率は今年末には38%、来年には14%、2026年には9%に緩和するだろう。

ファー氏は、インフレ率は今後数カ月でさらに低下するだろうが、中央銀行の年末予想である38%は「到底達成できないようだ」と述べた。

同氏は、中央銀行にとって特に懸念されるのは、前月比でコアインフレが引き続き加速していることだと述べた。

TUIK統計局によると、9月のインフレ率は前月比2.97%上昇した。

「6月に始まったデフレーションプロセスは継続している」とメフメト・シムセク財務大臣はX(旧ツイッター)でコメントした。


Bangladesh News/Financial Express 20241004
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/turkish-inflation-falls-less-than-expected-in-september-to-494pc-1727978779/?date=04-10-2024