[Financial Express]ロイター通信によると、中東紛争の激化により投資家が安全資産に流れたため金価格は月曜日に小幅上昇し、トレーダーらは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げの方向性に関するさらなる手がかりを求めて今週発表されるインフレデータを待っている。
金現物は11時30分時点で0.2%上昇し、1オンス当たり2,658.07ドル。米金先物は0.4%上昇し、2,677.90ドル。
「金価格は米ドル高と安全資産としての需要の継続との間で綱引き状態にあり、現在の水準付近で推移する可能性が高い。今後発表される米国の経済指標がこの膠着状態を打破する決定的な要因となるかもしれない」とアクティブトレードのシニアアナリスト、リカルド・エヴァンジェリスタ氏は述べた。
市場は現在、FRBの前回の政策会合の議事録と、今週発表される米国の消費者物価指数と生産者物価指数のデータを待っている。
「今週のCPIデータはFRBの対応を予想する上で極めて重要だが、FRBがわずか25ベーシスポイントの利下げを検討する可能性を市場はすでにほぼ100%織り込んでいるため、サプライズは予想していない」とキネシス・マネーの市場アナリスト、カルロ・アルベルト・デ・カーサ氏は述べた。
トレーダーらは、金曜日の米雇用統計が経済の底堅さを示し、中央銀行が年内は大幅な利下げを行わない可能性が高いことを受けて、来月FRBが0.25パーセントポイントのみ利下げを行う可能性を95パーセントと見ている。
「ドルが回復し、値上がりすることは金にとって良いシナリオではないが、それにもかかわらず金は安定しており、金に対する投資家の強い関心を裏付けている。それとは別に、地政学的な緊張も金需要を支えている」とデ・カーサ氏は語った。
銀現物は0.6%下落して31.98ドル、プラチナは0.4%下落して986.15ドル、パラジウムは0.9%上昇して1,020.78ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241008
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-edges-up-on-mideast-conflict-1728315503/?date=08-10-2024
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