アダニグループ、ハイデルベルグのインドセメント事業を買収

[Financial Express]ベンガルール、10月7日(ロイター):エコノミック・タイムズ紙は月曜日、事情に詳しい関係者の話として、アダニ・グループがドイツのハイデルベルグ・マテリアルズのインドにおけるセメント事業を約12億ドルで買収する交渉を行っていると報じた。

億万長者のゴータム・アダニ氏が率いる同グループは、2022年にホルシムの現地事業部を買収してインドのセメント業界に参入し、それ以来、トップ生産者のウルトラテック・セメントと市場シェアを競いながら一連の買収を行っている。

アダニ・グループはロイターのコメント要請に直ちには応じなかった。

ハイデルベルグセメント・インディアは証券取引所への提出書類で「当社はそのような展開については承知していない」と述べた。同社の株価は、同日早い時間に18%上昇した後、4%高で引けた。

ハイデルベルグ・マテリアルズはコメントを控えた。同社の株価もフランクフルト市場の取引前取引で1.2%高で始まる見込みだ。

ドミニク・フォン・アハテン最高経営責任者(CEO)は7月、同グループのインド市場での地位は「まだ完璧ではない」とし、あらゆる選択肢を検討していると述べ、市場は統合の傾向に直面していると付け加えた。

アダニの進出以来、政府支出により住宅やインフラの需要が高まったため、インドのセメント業界では取引が活発化している。

エコノミック・タイムズ紙は関係者の一人の話として、アダニ・グループは他の候補を引き入れれば競争から撤退するだろうと報じた。

昨年、ヒンドゥー・ビジネスラインは、ウルトラテックとIPOを目指すJSWセメントもハイデルベルグ・セメント・インディアの買収競争に参加していると報じた。

ハイデルベルグ・マテリアルズは、一連の国内企業買収により2006年にインドに進出し、現在は年間生産能力1260万トンの工場を4つ保有していると、同社のウェブサイトで発表している。

ここ数四半期の競争激化により、主力のインド中部市場での市場シェアが減少した。


Bangladesh News/Financial Express 20241008
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/adani-group-to-buy-heidelbergs-indian-cement-operations-1728319601/?date=08-10-2024