トルコ、中国、ロシア、インド、日本からの鉄鋼輸入に関税を課す

[Financial Express]アンカラ、10月12日(ロイター):トルコは中国、ロシア、インド、日本からの鉄鋼輸入品の一部に反ダンピング関税を課したと、金曜日の官報が発表した。中国からの輸入品に最も高い関税が課され、鉄鋼メーカーの株価が上昇した。トルコ鉄鋼生産者協会(TCUD)のベイセル・ヤヤン事務局長はロイターに対し、この関税は20億~22億ドル相当の製品輸入約400万トンに影響すると語った。

発表によると、関税は原価、保険料、運賃の6.10%から43.31%の範囲で、国内生産者からの訴えを受けて不公平な競争を防ぐのが目的だという。

アンカラ政府の決定は、電気自動車、ブランデー、その他の製品に対する関税をめぐって中国と欧州連合(EU)の間で貿易摩擦が高まる中で下されたものであり、トルコに輸入される中国製EVに課せられた輸入関税について中国が世界貿易機関に苦情を申し立てたことを受けてのものだ。

国内生産者の訴えを受けて行われた熱延鋼板輸入に関する調査で、鉄鋼のダンピング疑惑が国内生産に損害を与える恐れがあることが判明したと、新法制定やその他の発表を掲載する国営機関紙「官報」が伝えた。

トルコの鉄鋼メーカー、エルデミルの株価は発表後、2.48%上昇し、0900GMT時点で2.11%上昇した。イスデミルは2.2%上昇した。

証券会社デニズ・ヤティリムはメモの中で、「この動きは熱延鋼板メーカー、特にイスデミルとエルデミルにとってプラスになると見ている」と述べ、他のセクターの株価にも好影響を与える可能性があると付け加えた。

TCUDのヤヤン氏は、熱延鋼板の輸入に対する反ダンピング関税の導入後、国内生産者の稼働率が上昇すると予想していると述べた。

決定によれば、中国からの輸入品に課せられる関税は約15%から43%の範囲で、ロシア、インド、日本からの輸入品に課せられる関税は6%から9%の範囲である。


Bangladesh News/Financial Express 20241013
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/turkey-imposes-duties-on-china-russia-india-japan-steel-imports-1728743942/?date=13-10-2024