[Financial Express]バングラデシュLPG事業者協会(LOAB)は、チッタゴン港湾局(CPA)および関係当局に対し、国際制裁対象国からの違法な液化石油ガス(LPG)の輸入に対して措置を講じるよう要請したとバングラデシュ連合ニュースが報じた。
公式筋によると、LOABは10月6日にCPAに書簡を送り、オクタン・エナジー・グループFZCOが供給したGAS GMSという名のLPG船が10月3日にチッタゴン港に到着したと主張した。この船は、現在国際制裁を受けているイラン産のLPGを積んでいた疑いがある。
さらに、同じくイランのLPGを積載しているとみられる別の船「キャプテン・ニコラス」号が10月6日にチッタゴンに到着する予定だったという。
「これまでのケースと同様、この船舶は、貨物をイラクから積んだと虚偽申告するだろうという信頼できる情報を入手している。イラクはこうした船舶に貨物を積んでいない。この意図的な虚偽申告は、これらの貨物の違法性をさらに悪化させる」と書簡には書かれている。
同協会は、CPAに対し、2隻の船舶からのLPGの排出を直ちに停止し、船舶を拘留するよう正式に要請した。 同社は、国際制裁に違反し、バングラデシュのLPG市場の健全性を損なうような違法行為については責任を負わないと述べた。
「我々は、これらの違法な輸送を確実に阻止し、責任者が責任を問われるよう、関係当局と協力する準備が万端である」とLOABの書簡は述べている。
同協会はまた、以前に2通の別々の手紙を送っていたことも明らかにした。1通は9月11日に海運省顧問に宛てたもので、その中でオクタン・エナジー・グループFZCO、マナシグループ、メラーノ・グループなどの供給業者からのLPG貨物の違法輸入を指摘していた。
もう1通の書簡はバングラデシュ銀行総裁宛ての9月11日付で、制裁対象国からのLPG輸入を防ぐための厳格な金融監視の必要性を強調している。
当局筋によると、CPAへの書簡を受けて、CPA副港湾長(PFS)のモスタシム・ビラ大尉を委員長とし、商船局、税関、沿岸警備隊の代表者ら4人からなる調査委員会が結成された。
情報筋によると、沿岸警備隊も調査のため船舶を拘留したが、調査が完了する前に船舶は製品の荷降ろしを許可されたという。
Bangladesh News/Financial Express 20241013
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/cpa-urged-to-take-action-against-lpg-imports-from-sanctioned-countries-1728750321/?date=13-10-2024
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