サハラ砂漠で50年ぶりの洪水発生

[Financial Express]ラバト、10月12日(AP通信):まれに見る大雨により、サハラ砂漠のヤシの木と砂丘の間に青い珊瑚礁が広がり、最も乾燥した地域の一部に数十年ぶりの大量の水が供給された。

モロッコ南東部の砂漠は世界で最も乾燥した場所の一つであり、晩夏には雨が降ることはめったにありません。

モロッコ政府は、最も被害が大きかった地域の一つ、タタを含む、年間降雨量が250ミリ(10インチ)未満のいくつかの地域で、9月の2日間の降雨量が年間平均を超えたと発表した。首都ラバトの南約450キロ(280マイル)にある村、タグニテでは、24時間で100ミリ(3.9インチ)を超える降雨量が記録された。

嵐は、城や砂漠の植物に囲まれたサハラ砂漠から水が湧き出る印象的な画像を残した。NASAの衛星は、50年間干上がっていたザゴラとタタの間にある有名な湖床、イリキ湖に水が流れ込む様子を捉えた。

観光客がよく訪れる砂漠の集落では、四輪駆動車が水たまりを走り抜け、住民たちは畏敬の念を抱きながらその光景を眺めていた。

モロッコ気象総局のフシーン・ユアベブ氏は「これほど短期間にこれほどの雨が降ったのは30~50年ぶりだ」と語った。

6年連続の干ばつはモロッコの大部分に困難をもたらし、農民は畑を休耕させ、都市や村は水を節約せざるを得なくなった。

豊富な降雨量は、砂漠のコミュニティに水を供給するために頼りにされている砂漠の下の大規模な地下水帯水層の補充に役立つ可能性が高い。

この地域のダム貯水池は9月中、記録的な速さで水が補充されたと報告されている。しかし、9月の雨が干ばつの緩和にどの程度役立つかは不明だ。


Bangladesh News/Financial Express 20241013
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/first-floods-in-sahara-in-50-yrs-1728745673/?date=13-10-2024