[Financial Express]中国の財政刺激策が期待外れだったことによるリスク回避ムードが広がる中、金価格は月曜日、1週間ぶりの高値付近で安定し、投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の金利見通しに関するヒントとなるコメントを待った。
金現物は、取引開始前に10月4日以来の高値となる2,666.72ドルを付けた後、11時55分GMT時点で0.1%下落し1オンス当たり2,652.31ドルとなった。ロイター通信によると、米国の金先物は0.3%下落し2,669.20ドルとなった。
「中国は、中国経済が停滞しているというイメージを描いたが、計画通りには進んでいない」と、アクティブトレードのシニアアナリスト、リカルド・エヴァンジェリスタ氏は語った。
「中国の景気減速に伴い、基本的にリスク志向が低下していることがわかる」
中国の輸出の伸びは9月に急激に鈍化し、輸入も予想外に減速して予想を大幅に下回った。また、中国が週末に行った広範な経済刺激策の約束は投資家を刺激できなかった。
中国は安全資産である金塊の世界最大の消費国であり、投資家がリスク資産を売却すると金塊は利益を得る傾向がある。
OANDAのマーケットパルスの市場アナリスト、ザイン・バウダ氏は、中国のデータは諸刃の剣であり、一方では中国のデータが弱いと金の需要が減る可能性があるが、他方では中国の景気減速が広範に及ぶと市場が不安定になり、安全資産としての金の魅力が高まる可能性があると述べた。「全体として、金価格の上昇を支持する要因は、反対する要因よりまだ多い。」
トレーダーたちは今週、今後の利下げに関するさらなる手がかりを求めて、米小売売上高データとともにFRB当局者の発言に注目している。CME フェドウォッチツールによると、投資家はFRBが11月に25ベーシスポイントの利下げを行う可能性を約88%と見ている。借入金利の低下は、利息を生まない金保有の魅力を高める。
銀現物は1.3%下落して1オンス当たり31.13ドル、プラチナは0.7%下落して978.20ドル。パラジウムは1.7%下落して1,050.65ドル。
Bangladesh News/Financial Express 20241015
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-price-steadies-on-china-stimulus-plan-1728918626/?date=15-10-2024
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