トウモロコシと大豆は供給過剰で急落

トウモロコシと大豆は供給過剰で急落
[Financial Express]シカゴ、10月14日(ロイター):米政府が豊作予想を改めて表明したことを受け、トウモロコシと大豆の先物相場は月曜日、供給圧力で下落した。一方、ブラジルでは雨量が改善し、作付けシーズンの乾燥したスタートが収穫見通しに悪影響を及ぼすとの懸念が和らいだ。

小麦先物は、ドル高と米農務省(USDA)が金曜日の月次報告で世界の小麦供給見通しを引き上げたことで下落した。

トウモロコシと大豆の市場は、米国中西部の収穫期の天候が概ね良好で、南米の主要生産地域では天候が雨季に移行したことで、引き続き安定している。

「政府は、(米国産)トウモロコシの収穫量は減るどころか増えていると言っている。また、8月と9月の天候を考えると、大豆の収穫量は思ったほど少なくはない」と、米商品取引業者USコモディティーズのドン・ルース社長は語った。

「もう一つのテーマは、トウモロコシと大豆における我が国の大きな競争相手であるブラジルで、作付けに適した気象パターンの変化が起きていることだ。」

コンサルタント会社アグルーラルによると、ブラジルの大豆栽培面積は先週木曜日時点で予想面積の8.2%に達し、昨年の17%を下回った。

シカゴ商品取引所(CBOT)の11月先物大豆は1カ月ぶりの安値を付け、9セント半安の1ブッシェル9.96ドルで取引を終えた。12月先物のトウモロコシは7セント半安の1ブッシェル4.08ドル半で、3週間ぶりの安値となった。

注目されている農務省の週間作物進捗状況・状況報告は、月曜日の連邦祝日のため1日遅れで火曜日に発表される予定だ。

CBOT12月限小麦は、黒海の供給をめぐる不確実性にもかかわらず、テクニカル売りに圧迫され、13-3/4セント安の1ブッシェル当たり5.85-1/4ドルで取引を終えた。

ロシア当局は輸出価格の下限を設定したが、これが最大の供給国であるロシアの活発な輸出を阻害する可能性がある。

一方、月曜日にロシアがウクライナの黒海の港湾都市オデッサを再びミサイル攻撃したことは、黒海貿易に対する戦争リスクを浮き彫りにした。


Bangladesh News/Financial Express 20241016
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/corn-and-soybeans-dive-on-good-supplies-1729014164/?date=16-10-2024