[Financial Express]モスクワ、10月17日(ロイター): ロシアの海上燃料油と減圧軽油(VGO)の9月の輸出先として中国とサウジアラビアが上位だったことがトレーダーらの話とLSEGのデータで木曜に明らかになった。
LSEGデータに基づくロイターの計算によると、先月ロシアの港から輸出された燃料油とVGOの総量は8月比2%増の約420万トンとなった。
欧州連合(EU)によるロシアの石油製品に対する全面禁輸措置が2023年2月に発効して以来、アジア諸国がロシアの燃料油とVGO供給の主な目的地となった。
ロシアの港から中国への燃料油とVGOの直接出荷量は9月に前月比1%増の80万トンとなり、インドへの供給量は53%増の30万トンとなった。
市場筋によると、中国とインドは、製油所の原料プールにあるウラル原油のより安価な代替品として、直留燃料油とVGOを輸入している。
ロシアの港から出港した約30万トンのダークオイル製品を積んだタンカーはシンガポールを目的地として向かっているが、その積荷の一部は最終的に中国にたどり着く可能性もある。
シンガポールは世界最大の燃料補給拠点であり、タンカーは中国の港までの長い航路の中継地点としてシンガポールを利用することが多い。
ロイターの計算とLSEGのデータによると、サウジアラビアへのロシアの燃料油とVGOの積載量は、夏の需要ピークが終わった後、先月8月から10%減少して70万トンとなったが、中国への出荷に次いで2番目に多かった。
海運データによると、ロシア太平洋地域の港から韓国への燃料油とVGOの輸出は1%減少し15万トンとなった。
9月にロシアの港で積み込まれたVGOと燃料油約35万トンは、ギリシャ諸島付近で船舶間積み込みに回された。市場筋によると、これらの貨物の大半はアジア向けだという。
Bangladesh News/Financial Express 20241018
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/china-s-arabia-top-buyers-of-russian-fuel-oil-in-sept-1729184320/?date=18-10-2024
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