[Financial Express]ブリュッセル(ベルギー)、10月18日(AFP):EU首脳らは18日、ブリュッセルでの首脳会議で域内の言論の右傾化が鮮明になったことを受け、移民の送還を増やし、迅速化するための緊急の新法制定を求めた。
欧州27カ国の首脳らは、1日がかりの会談では移民問題について「徹底した」議論が行われたと述べた。移民問題は、いくつかの国で極右勢力が台頭したことを受けて、政治課題として急浮上している。
「欧州理事会は、EUからの帰還を促進、増加、迅速化するためにあらゆるレベルで断固たる行動を求める」と彼らは首脳会議の結論に記し、欧州委員会に新たな法案を提出するよう求めた。
文書には、不法移民を防止し、それに対抗する新たな方法も検討されるべきと書かれており、EU域外に帰還センターを設置するという物議を醸している提案に言及していると思われるが、この提案については明確には触れられていない。
EUのフォンデアライエン事務総長は記者会見で、こうした措置は「些細なこと」ではないが、議論されてきたと述べた。
EUのデータによると、現在、EUから退去命令を受けた人のうち、出身国に送還されるのは20%未満だ。
イタリアの極右派ジョルジャ・メローニ首相は、主要行事に先立ち、デンマーク、オランダ、ハンガリー、ギリシャなど志を同じくする10カ国と移民問題を協議した。
移民強硬派の影響力拡大に配慮し、フォンデアライエン氏も出席した。
Bangladesh News/Financial Express 20241019
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/eu-leaders-urge-new-laws-to-speed-up-migrant-returns-1729269100/?date=19-10-2024
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