米株式ファンド、銀行収益と利下げ期待で巨額資金流入

[Financial Express]ロイター通信によると、米国の投資家は、米国の金融機関の第3四半期の好調な業績や、11月の連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの可能性に対する楽観論、インフレ抑制の兆候に支えられ、10月16日までの週に株式ファンドに多額の投資を行った。

LSEGのデータによると、米国株式ファンドは先週の約39億8000万ドルの流入に続き、今週は200億8000万ドルの純購入額を記録した。

モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなどの大手銀行の好業績報告が投資家心理を押し上げ、今週ウォール街の主要株価指数は過去最高値を更新した。

金融部門では11億7000万ドル相当の資金流入があり、これは3か月ぶりの高水準。テクノロジーおよび産業部門のファンドは、純額で4億7300万ドルおよび3億7800万ドル相当の購入があった。

セグメント別に見ると、投資家は大型株ファンドに152億5,000万ドルの純流入を記録し、前週の42億5,000万ドルの純売却額から大幅に回復した。中型株、マルチキャップ、小型株ファンドにはそれぞれ14億9,000万ドル、6億1,700万ドル、4億7,300万ドルの流入があった。

米国の債券ファンドには97億8000万ドルが流入し、過去3カ月間で最大の週間流入額となった。

投資家らは、米国の一般国内課税対象債券、短期から中期投資適格債券、地方債ファンドをそれぞれ21億2,000万ドル、20億4,000万ドル、17億2,000万ドルという驚異的な額で買い集めた。

マネー・マーケット・ファンドは117億9000万ドルの純売却額を被り、4週間ぶりの週次流出となった。


Bangladesh News/Financial Express 20241021
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/us-equity-funds-draw-big-inflows-on-bank-earnings-rate-cut-hopes-1729440891/?date=21-10-2024