IMF、BDのGDP成長予測を下方修正

[Financial Express]国際通貨基金(IMF)は、経済に対するインフレ圧力の高まりを理由に、バングラデシュの今年度のGDP成長率予測を4.5%に下方修正した。

今年4月初め、同国政府はバングラデシュのGDP成長率が6.6%になると予測した。

IMFは、ワシントンで開催される世界銀行とIMFの年次総会を前に火曜日に発表した「世界経済見通し」と題する主力報告書の10月版でこの予測を示した。

世界銀行は10月15日に発表した「バングラデシュ開発最新情報」と題した報告書の中で、バングラデシュの2024~25年度のGDP成長率を4.0%と予測した。

政府は今年度のGDP成長率を6.75%と目標に設定した。IMFと世界銀行が立てた成長率予測は政府目標を大幅に下回っている。

バングラデシュ統計局(BBS)の暫定推定によると、昨年度の経済成長率は5.82パーセントだった。

IMFは、バングラデシュの今年度のインフレ率を9.97%と予測した。これは4月の予測値6.0%より3.97%高い。

報告書によると、バングラデシュの経済は昨年度9.97パーセントのインフレを記録し、今年度も同様の水準を維持する見通しだ。

バングラデシュの昨年度の平均インフレ率は9.97%で、7月のポイントツーポイントインフレ率は11.89%に達し、過去10年間で最高となった。

しかし、BBSによれば、過去12か月間の平均移動平均インフレ率は9月に9.97%に達した。

世界経済の成長は安定を維持すると予想されている。しかし、2024年4月以降、水面下では注目すべき修正が行われており、米国の予測の上方修正が、他の先進国、特に欧州主要国の予測の下方修正を相殺していると報告書は明らかにしている。

さらに、新興市場および発展途上国では、特に石油をめぐる紛争、内乱、異常気象による商品生産および輸送の混乱により、中東・中央アジアおよびサハラ以南アフリカの見通しが下方修正されたと付け加えた。

IMFは「サービス価格インフレは多くの地域で依然として高い水準にあり、世界的なデインフレが続く中、セクター別の動向を理解し、それに応じて金融政策を調整することが重要であることを示している」と述べている。

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Bangladesh News/Financial Express 20241023
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/imf-cuts-bd-gdp-growth-projection-1729627078/?date=23-10-2024