米国の輸出業者が大豆の出荷を競う

[Financial Express]シカゴ、10月22日(ロイター):トレーダーやアナリストらによると、米大統領選を前に穀物商人が記録的な大豆収穫量の出荷を急いでおり、最大の輸入国である中国との貿易摩擦再燃への懸念から、米大豆の輸出プレミアムは14カ月ぶりの高水準にある。

米農務省が月曜日に発表したデータによると、先週、輸出用に検査された米国産大豆は約250万トンで、そのうち中国向けは約170万トンと、過去1年で最多となった。

しかし、この輸出急増は低価格と豊富な供給に対処している米国の農家にとって明るい兆しである一方、売り手らは、こうした輸出需要の高まりは長続きしない可能性があり、価格が4年ぶりの安値付近で推移している時期に米国は油糧種子の供給過剰に陥る可能性があると述べている。

トレーダーやアナリストらによると、大統領選候補者ドナルド・トランプ氏の選挙演説による関税の脅威により、一部の中国輸入業者は1月以降、米国からの輸入を避けている。

代わりに、これらの買い手はブラジル産大豆を予約しており、通常より早い季節シフトにより米国の輸出機会が縮小する中、米国よりも1ブッシェルあたり最大40セント高い価格で支払っている。

「中国は関税による最終的なコストがどうなるか分かっていない。彼らは1月以降、米国を避けている」とアグリソース社のダン・バッセ社長は語った。

バッセ氏は、2024/25年の米国の輸出量は最新のUSDA予測より7500万ブッシェル少ないと予想していると述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20241024
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/us-exporters-race-to-ship-soybeans-1729698606/?date=24-10-2024