[Financial Express]パリ/シンガポール 10月24日(ロイター) - シカゴ大豆・トウモロコシ先物は24日、米国の収穫急増と南米の作付け適期の天候改善による供給圧力を輸出販売の波が相殺し、4営業日連続で上昇した。
小麦はトウモロコシと大豆の支援を受けて小幅上昇したが、トレーダーらはロシアの輸出規制措置が黒海貿易に及ぼす潜在的な影響を依然として評価している。
シカゴ商品取引所(CBOT)で最も取引量の多い大豆先物は、10時37分時点で0.8%上昇し、1ブッシェル当たり10.05ドルとなった。CBOTのトウモロコシは0.6%上昇し、1ブッシェル当たり4.21.5ドルとなった。
両作物とも1週間以上ぶりの高値で取引された。
米農務省による一連の毎日の輸出販売が需要心理を押し上げたため、市場は先週、数週間ぶりの安値から回復した。
シドニーのアイコン・コモディティーズのアドバイザリー・サービス担当ディレクター、オーレ・ホウエ氏は「大豆の需要は引き続き堅調で、米国の収穫圧力はほぼ解消したとみている」と述べた。
「しかし、世界市場では短期から中期的には供給が十分であるため、豆価格がどこまで上昇できるかには限界がある」
米大統領選挙を前に穀物商人が記録的な米国産大豆の収穫量を出荷しようと競争し、最大の輸入国である中国との貿易摩擦再燃への懸念から、米国産大豆の輸出プレミアムは14カ月ぶりの高水準となっている。
アナリストらによると、一部の世論調査でカマラ・ハリス米副大統領が共和党の対立候補ドナルド・トランプ氏をリードしていることも、中国との貿易戦争の可能性に対する懸念を和らげ、今週の大豆価格を押し上げた。
穀物市場は木曜遅くに発表される米国の週間輸出販売統計から海外需要の新たな指標を得ることになる。
Bangladesh News/Financial Express 20241025
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/soybeans-and-corn-extend-gains-on-export-wave-1729783716/?date=25-10-2024
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