中東と米国の選挙をめぐる不確実性の中、原油価格は安定

中東と米国の選挙をめぐる不確実性の中、原油価格は安定
[Financial Express]ロンドン、10月24日(ロイター):中東紛争をめぐる不透明感や、北朝鮮軍がウクライナでロシアを支援する用意があるとの報道により、米大統領選を前にトレーダーらの神経が張り詰めたため、原油価格は木曜日、概ね安定していた。

ブレント原油先物は13時18分時点で46セント(0.6%)上昇し、1バレル75.42ドル。米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は39セント(0.6%)上昇し、71.16ドル。

原油価格は、中東の緊張が緩和したとの見方や供給過剰と需要の弱さへの懸念から先週7%以上下落した後、今週は約3%上昇した。

「経済不安、石油バランスの悪化、戦争による供給途絶の可能性といった相反する要因により、近い将来に原油価格の明確な方向性は示されず、中期的にはリスクは下落に傾き続けるだろう」と石油ブローカーPVMのタマス・バルガ氏は述べた。

米国は水曜日、北朝鮮がウクライナへの展開を視野にロシアに3,000人の兵士を派遣した証拠を確認したと初めて発表した。この動きは、隣国ロシアに対する戦争の大幅な激化を示す可能性がある。

中東では、イスラエルとヒズボラの激しい砲火の応酬により、補給をめぐる懸念が高まった。イスラエル軍の攻撃は木曜早朝、シリアの首都ダマスカスにも及んだと報じられた。

一方、ワシントンは、米国の中東政策や石油政策を変える可能性のある11月5日の米大統領選挙を前に、イスラエルとイランが支援するヒズボラおよびハマスとの和平を推進し続けている。

OANDAのシニア市場アナリスト、ケルビン・ウォン氏は「賭け市場の最新データによると、トランプ氏は(カマラ)ハリス氏をリードしており、トランプ氏は米国を主要な石油供給国にすることを提案している」と述べ、そのような動きは価格を押し下げる可能性があると付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20241025
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-stable-with-uncertainty-around-me-and-us-election-1729783698/?date=25-10-2024