ユニリーバとダノン、値上げが鈍化し顧客を取り戻す

[Financial Express]ロンドン/パリ 10月24日(ロイター) - 消費財グループのユニリーバとダノンは24日、第3四半期の売上高が予想を上回ったと発表した。インフレ高騰でより安価なブランドに流れた消費者を取り戻すため、値上げを緩め、技術革新に投資した。

パンデミックの間、輸送費から原材料まであらゆるコストが上昇し、2022年にロシアがウクライナに全面侵攻した後は穀物やエネルギーの価格も高騰した。ユニリーバやダノンを含む加工食品業界は、利益率を守るために価格を引き上げている。

ユニリーバの基礎価格は2022年第4四半期のピーク時に13.3%上昇し、ホームケア事業の価格は17%近く上昇し、アイスクリーム事業の価格も約14%上昇した。

対照的に、ユニリーバは木曜日、第3四半期の基礎価格上昇率が0.9%、基礎販売量が3.5%増加したと報告した。これは2021年第1四半期以来最大の増加率だ。アナリストらは価格1%上昇、販売量3.2%増を予想していた。

ハイン・シューマッハ最高経営責任者(CEO)は声明で、「当社は4四半期連続で販売量のプラス成長を達成し、各事業グループとも前年比で販売量を伸ばした」と述べ、ダヴ石鹸、コンフォート柔軟剤、マグナムアイスクリームの業績が好調だったと付け加えた。

一方、フランスのダノンも第3四半期の売上高が予想を上回った。北米での高たんぱく製品、コーヒークリーム、飲料水に対する強い需要を反映し、値上げが0.7%に鈍化し、販売量が3.6%増加したことが寄与した。

ユニリーバとダノンは両社とも2024年の予想を維持した。


Bangladesh News/Financial Express 20241025
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