選挙をめぐる警戒感から、世界のマネーマーケットファンドに大量の資金流入

選挙をめぐる警戒感から、世界のマネーマーケットファンドに大量の資金流入
[Financial Express]ロイター通信によると、世界中の投資家は、米国と日本の次期選挙と米国金利見通しの変化を警戒し、10月23日までの週に安全なマネー・マーケット・ファンドに多額の投資を振り向けた。

LSEGリッパーのデータによれば、投資家は今週、世界のマネー・マーケット・ファンドに257億8000万ドル相当の資金を投入し、9月25日以来最大の週間純購入額を記録した。

11月5日の米国大統領選挙をめぐる不確実性(世論調査では重要な激戦州で接戦が予想される)や、日本の与党自民党が日曜日の衆議院選挙で過半数議席を失う潜在的リスクにより、低リスク資産の需要が高まった。

「我々は、投資家は米国大統領選挙に向けて市場のボラティリティを予想すべきだと示唆しており、S「11月5日が近づくにつれ、市場心理は引き続き脆弱になる可能性が高い。」

米国のマネー・マーケット・ファンドは純購入額が299億8000万ドルと急増し、前週の117億9000万ドルの流出とは対照的となった。

同時に、世界の株式ファンドの純購入額は42億ドルと4週間ぶりの低水準に落ち込んだ。

投資家は2週間連続で純購入を行った後、セクター別ファンドを15億9000万ドル相当売却した。不動産、ハイテク、金融セクターのファンドをそれぞれ7億2500万ドル、6億2300万ドル、1億5200万ドル売却した。

一方、中国株式ファンドは4週連続で人気となり、約12億3000万ドル相当の資金流入を獲得した。

世界の債券ファンドは44週連続で投資を集め、純額は89億8000万ドルとなったが、7週間ぶりの低水準となった。

グローバル短期・高利回りファンド、ドル建て中期債券ファンドには、それぞれ16億ドル、11億4,000万ドル、12億4,000万ドル相当の資金流入が目立った。


Bangladesh News/Financial Express 20241026
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-money-market-funds-attract-large-inflows-on-election-driven-caution-1729873629/?date=26-10-2024