[Financial Express]ロンドン、10月29日(ロイター):ロイターの報道により、銅の主要消費国である中国が大規模な財政刺激策を打ち出すとの期待が投資家の間で再燃し、銅価格は火曜日に上昇した。
ロンドン金属取引所(LME)の3か月物銅価格は、10時45分GMT時点で0.8%上昇し、1トン当たり9,621ドルとなった。
中国が脆弱な経済を立て直すため、向こう数年間で10兆元(1兆4000億ドル)を超える追加債務の発行を来週承認することを検討しているとロイターが報じたことを受け、LME銅先物は下落から急騰した。
中国銀行国際商品市場戦略責任者アメリア・シャオ・フー氏は「市場は財政刺激策の発表を待ち望んでいたが、ロイターの報道では確かに大きな数字のように見える」と述べた。
「それは希望を高め、市場心理を助ける。」
ロイターの報道によると、この対策には地方政府の債務リスクに対処するための6兆元と遊休地や不動産の購入のための4兆元が含まれているという。
「具体的な数字はまだ誰も知らないと思うが、もし大規模な対策を発表するなら、それは経済を本当に支えるという決意の表れだろう」とフー氏は語った。
ロイターの報道が発表される前、上海先物取引所(SHフィナンシャルエクスプレス)で最も取引量の多い12月限の銅価格は0.2%下落し、1トン当たり7万6500元(1万711.14ドル)で取引を終えた。
報道によれば、この法案は11月4日から8日に開催される会議の最終日に中国の最高立法機関によって承認される見込みだという。
太陽光や風力エネルギーなど一部の消費部門は好調だったものの、銅の需要は世界的、特に中国での成長鈍化により打撃を受けた。
その他の金属では、LMEアルミニウムが1%上昇して1トン当たり2,673ドル、亜鉛が0.6%上昇して3,157.50ドルとなった。ニッケルはほぼ変わらず16,020ドル、鉛は1.1%下落して2,009ドル、スズは0.3%下落して31,335ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241030
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-rebounds-on-hope-for-fiscal-stimulus-in-china-1730214539/?date=30-10-2024
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