[The Daily Star]産業複合企業ベキシムコは昨日公表した財務情報開示書の中で、24年度の損失は3億6千万タカで、前年度の71億タカの利益から大幅に減少したと報告した。
同社はこの損失の原因について、国内外の市場における受注の急減に加え、ロシア・ウクライナ戦争などの外的ショックや、国内での米ドル不足やガス・電気料金の高騰などの課題が重なったためだとしている。
しかし、同複合企業の医薬品製造子会社であるベキシムコ・ファーマシューティカルズはこの傾向に逆らい、24年度に前年比30パーセントの利益増加を記録した。
同社はこの成長の要因として、売上高の堅調な伸び、財務コストの減少、そして前年度に赤字企業から黒字企業へと転換したシノビア・ファーマ(旧サノフィ・バングラデシュ・リミテッド)の業績回復を挙げた。
2021年、ベキシムコ・ファーマシューティカルズは、製品ポートフォリオの拡大と新分野への多角化を目指し、サノフィ・バングラデシュの株式を40億タカ超で取得した。
全体的な損失にもかかわらず、ベキシムコ社は株主に対して5%の株式配当を宣言した。
同社の1株当たり利益(EPS)は前年の7.92タカに対し、マイナス0.41タカとなった。
一方、ベキシムコ・ファーマシューティカルズの1株当たり利益は前年の10.34タカから13.07タカに増加した。
この前年比30パーセントの利益増加により、取締役会は株主に対して40パーセントの現金配当を宣言しました。
製薬会社は、この好業績の原因を、二桁の売上高成長、財務コストの削減、シノビア・ファーマの業績回復、子会社の実効税率の引き下げだとした。
Bangladesh News/The Daily Star 20241030
https://www.thedailystar.net/business/news/profit-beximco-swings-tk-36cr-loss-fy24-3740016
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