[The Daily Star]バングラデシュ貿易関税委員会(BTTC)は、米の供給を増やし、ひいては地元市場での主食である米の価格を抑えるために、政府に米の輸入関税を一時的に撤廃するよう要請した。
このため、BTTCは昨日、商務省、食糧省、国家歳入庁(NBR)に報告書を送った。
バングラデシュ統計局によれば、食料インフレ率は今年4月以来6か月連続で10%を超えている。
BTTCの報告によると、上質米の価格は先月変わらなかったが、最も消費量が多い中粒米と粗粒米の価格は同時期にそれぞれ1.74%と1.9%上昇した。
増加の理由は、全国の稲作に被害をもたらした立て続けの洪水と悪天候に起因すると考えられる。
農業普及局のデータによると、8月16日から10月15日までの2度の洪水により、83万9千トンの米の生産が中断された。
これに先立ち、10月20日には、NBRは輸入を促進し、国内市場への供給を増やすため、米の輸入関税を62.5%から25%に引き下げた。
NBRは、関税引き下げにより輸入コストが1キログラム当たり14.4タカ下がるだろうと述べた。
しかし、関税引き下げ後、輸入業者はこれまでにわずか26トンの米の輸入を命じたとBTTCの報告書は述べている。
このような状況下では、市場価格を安定させる取り組みの一環として関税が免除される場合にのみ、必要な米の輸入が促進されるだろうとBTTCの報告書は述べている。
報告書はまた、米が国際市場の価格で輸入されれば輸入米の価格が地元産米の価格を上回ることになるため、地元の生産者が被害を受ける可能性は低いと述べている。
バングラデシュは毎年約3.7~3.9億トンの米を必要としており、そのほとんどは国内生産で賄われている。
Bangladesh News/The Daily Star 20241030
https://www.thedailystar.net/business/news/bttc-wants-duty-free-rice-imports-3739671
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